ラベル モチベーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル モチベーション の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年5月10日火曜日

本日のクラスのワンシーン 5/10 ひまなときにすること

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。

日曜日は母の日でしたね。
ペルーに限らず中南米全体で言えることですが、こちらではお母さんをとっても大切にします。母の日はそれこそ盛大にお祝いします。
日本の小学校でも、母の日や父の日の前にお母さんへの手紙やメッセージカード、プレゼント作りなどをすると思いますが、こちらの学校では母の日の前にイベントを開催するところが多いそうです。ある学習者の通う学校では、イベントはもちろんのこと、年明けから母の日のためのプレゼント作りが始まったそうです。ちなみにその学習者(男の子)は、「自分で編んだマフラーを渡す」というものだったそう。すごいですね。

そして毎年、母の日の前か後の1週間は学校がお休みになるそう。すごいですね。

そういえば、学習者の中に「お母さんと旅行に行くからクラスを休む」という子がいました。「学校あるのになんでだろう?」と思っていたのですが、そういうことだったんですね~。

今日はあるクラスで「昨日の○時ごろ何をしていましたか」という質問をしました。

質問「昨日の午前8時ごろ、何をしていましたか」
Aさん「日本語を勉強していました」

朝は6時ごろにおき、8時には日本語を勉強していたそうです。さすが高校生、朝方生活で勉強週間もできていますね。

質問「昨日の午後6時ごろ、何をしていましたか」
Aさん「日本語を勉強していました」

・・・え?ずっと??

さすがにずっとではなかったようなんですが、なんでも友達を遊びに誘っても乗ってこなかったそうで、ひまだったと。で、暇だから日本語の勉強でもしようか、と思ったそうなんです。

すごく、すごく、カンゲキしてしまいました。


ひまなとき何しよう⇒日本語を勉強しよう というこの発想!


ちなみに遊びたい盛りの、勉強はできればしたくない10代の子ですよ??
普通ならゲームとかテレビとかアニメとか(←あ、これは見たそうです)、ダラダラとか、とにかく出かけるとか、そういうことを選ぶところですよね?(私ならそうします笑)

この子の日本語への愛を垣間見た瞬間、胸に暖かいものがブワーっと広がりました。





ブログ村に参加しています。応援ありがとうございます。押してくださると励みになります。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村

2016年4月26日火曜日

私にとっての最高の褒め言葉

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


最近、クラスが終わるとある学習者がいつも言ってくれる言葉で、私はちょっとした達成感を味わえております。それは
 

「え?もう終わり?はやい!」


そして、こうも言ってくれます。


「日本語のクラスは、本当におもしろい!」



人は好きなことや楽しいことに夢中になっているとき、つまり内発的に動機づけられているとき、時間の流れを速く感じ、それをいつまでもし続けることができます。
また、内発的に動機づけられているときは、そうじゃないときより集中力が高まっているため、深い学びが得られるそう。

時間を気にしていなかったということは、時計を一度も見ず、ずっと集中していたということですよね。
実はこの学習者、先日も紹介したこの少年、ヘラちゃんです。
(関連記事→ある学習者の変貌ぶりに教師は興味津々

少なくとも彼にとっては、眠気を誘ったり、「早く終わらないかな」と、時計を何度も見る授業ではなかったということ。

「楽しくてためになる授業」で「学習者を内発的に動機づける」ことが私の目指す日本語授業なので、これ、私にとっては最強の褒め言葉です☆うれしー(^^♪
(関連記事→できるだけ長く日本語の勉強を続けてもらうには

あとは内発的動機づけ理論通り、深い学びによって成績が上がってくれることを期待しています(^^)






ブログ村に参加しています。応援ありがとうございます。押してくださると励みになります。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村

2016年3月29日火曜日

勉強しない10代男子、こうしたら勉強しました。

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。
セマナ・サンタが空けて、授業再開しました(^^)

クラスに参加さえしていれば日本語が上手になるか?一日の授業時間によっても変わってくると思いますが、週2回、合計3時間だけでは覚えるより忘れることのほうが多いように思います。忘却防止や定着を促すために、やっぱり授業時間外での勉強が必要になってきますね。

ある学習者がいます。
まだ10代、思春期真っ盛りの男の子。
クラスは好きで来るのですが、なにせ家庭学習が嫌い(←ですよね、ふつう)。
宿題より、楽しいこと優先。ラク優先。
でも、落第はやだ。

おかげで習ったことが定着せず、追試通り越して追々試で、これで合格できなかったら今のクラスで続けることは出来ない、という崖っぷちまで来ました。


基本私は「どんな人生もすべてその人の決定。その人の人生、その人の責任。」という考えなので、いくらこちら(教師)が言っても、宿題や勉強をするもしないも、実は本人の自由だと思っています。たとえば、あまり勉強しなくても一発で分かる人がいるとして、全然宿題をしなくてもテストに合格すればOKです。でもそんな人はほとんどいなくて、普通の人が語学を習得するのにはやはりそれなりの努力(宿題、勉強)が必要となってきます。ですがそれを「やらない」と決めたなら、その原因から導かれる結果(習得が不十分、追試、進級できない)も、全て本人の責任です。

勉強すれば進級できるのははもちろんのこと上手にだってなるし、褒められることもあるでしょう。
勉強しなければ進級できないだけでなくなかなか上手にもなりませんし、叱られることもあるでしょう。

全ては本人が導いた結果であり、自己責任です。以上!


・・・と、普段なら放置なのですが、そこは10代、ちょっと「自己責任」を取れるほど中身が熟していません。「こうすれば、こうなる」という関係性が、きちんと理解できていないのかも。
(もちろん同じ10代でも、ちゃんと宿題をやる子も、因果関係を理解している子もいます)
まだ未成年ですから、追々試になったことは親にも連絡して知らせました。


そしてセマナ・サンタが空けた今日、この学習者の追々試だったのですが、なんと結果は90%を超える好成績で合格\(◎o◎)/


どうしてこの学習者はこんないい成績が取れたのでしょうか?
自分でヤバイと気づいて勉強したのでしょうか?


一緒に来ている兄弟に聞いたところ、お母さんに叱られて、罰としてテレビゲームを取り上げられたそうです。そしてお母さんに言われたとおり、毎日この兄弟に助けてもらいながら勉強したそうです。

10代男子が本気で勉強に取り組んだ理由、それはお母さんに叱られたから(^_^;)
なんのオチもないネタ明かしですみません・・・。
でもこれが現実です(^∀^;)
なんだかんだ言って子どもなのです。
でもきちんと叱ってくれる親御さんだったので、最悪の事態は免れることができました。


本人テスト結果を見てすごく嬉しそうだったので、きっと今回は「勉強した!」という自信があったのでしょう。
こちらとしてはその「頑張ったら報われる」という因果関係を、その嬉しい気持ちを忘れないで、内発的動機づけに近づけてほしいのですがね…と、これは理想(^^)





ブログ村に参加しています。応援ありがとうございます。押してくださると励みになります。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村

2016年3月2日水曜日

できるだけ長く日本語の勉強を続けてもらうには

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


うちの学校は民間なので、もちろん学生が多ければ多いほどありがたく、新規の学生を毎回獲得するのも大変なので、一度入った学生には長く続けてほしいと思っています。・・・とこれは経営側のお話。
教育という側からしても、一度始めた日本語ですから、やっぱり当初の「日本語で○○したい!」という夢を叶えるためにも勉強を続けてほしいですよね。

そして民間の学校なので、それこそいろんなモチベーションや環境の学生が入ってきます。
日本語能力試験でN○に合格したい、奨学金を獲得して日本留学を果たしたいという具体的な目標を持ったモチベーション高めの人から、負担にならない程度にゆる~く続けたい、日本語にそんなにプライオリティを置いていないというモチベーション低めの人まで様々です。

そんないろんな学生が集う当校で、一人一人の希望や状況に合わせたカリキュラムが組めれば最高なのですが、クラスでやっている以上そういうわけにもいかず、じゃあどうすればみんなが辞めないで長く勉強を続けられるか、議論する機会がありました。

先生によって考え方や見ているポイント、重点を置く場所、対処法が違いました。
いろんな意見を聞く中で、私もいろいろ考えさせられましたが、おかげで自分の心を見つめる機会が持てました。

最終的に自分の中でたどり着いた答えは実にシンプル。

満足度の高い授業、質の高い授業を提供すること」でした。

全ての学習者が学校に来る目的は、当たり前ですが授業を受けるため。
モチベーション高い人はもちろん、低い人だって、やっぱり授業が面白ければ来ると思うんです。
そして「できるだけ長く勉強を続ける」ということはつまり、例えば初級の学生が中級や上級になるまで、ということ。数年先まで、ということ。ゆる~く行きたい人ならもっと時間かかります。
そこまで上がるには、やっぱり知識が積み上がっていないとムリなわけで。
「楽しくて、しかも上手になる授業」じゃないと「できるだけ長く」は短命で終わります。
ってことは、やっぱりすべては授業にかかっている・・・。

私は常々、学習者のモチベーション向上に教師が関わることができるのではないか、どうやってモチベーションを上げることができるかと考えているのですが、「授業が面白い」というのはその一つの可能性で、そこに満足感、達成感、伸長感を与えることが含まれれば言うことなし。
(あ、ちなみに、ここでいう「面白い」はfun、interesting、intellectual全て含みます)

(関連記事
伸長感で内発的動機付け活性化。勉強が楽しい!
はじめてのテスト:ひらがなテスト
人の可能性無限大(infinito)
学習者から胸キュンの贈り物と教師の役割再考
内発的動機づけを高める方法
上達するのに必要なことは?

ただし、授業に参加するためには☆「なめられない教師になるためにすべきこと」でも書きましたが、クラスのルールは教師が管理してして、ダメなことはきちんと注意し、やらなければならないことはやってもらう。その上で、どうぞ楽しい時間を過ごしてくださいね、たくさん練習しましょうね、ってな具合です。

守りたくないルール VS 授業に行くこと

の対決で、「授業に行くこと」が勝つような、そんな面白くてためになる授業・・・
一度離れても、また戻ってきて受けたくなるような授業・・・

永遠に追い続けるものですね、私にとって。
学習者が寄ってくるのも離れていくのも、結局教師の腕次第、授業次第ということ。
(関連記事→あなたの授業のお値段、いくらですか
民間だから、そのへんリアルにわかるので、ほんとシビアです(^^;)
なまけてなんていられません。常に勉強、常に研究、常に模索、常に学習者観察。
ヨガと同じで、きっと一生修行で、ゴールなんてないんでしょうね。
だから好きでやめられないんですけどね、日本語教育。

さ、一つ一つの授業のクオリティーをあげるために、学習者に喜んでもらえるような授業にするために、また明日から修行がんばります(^^)




ブログ村に参加しています。応援ありがとうございます。押してくださると励みになります。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村

2016年2月13日土曜日

上達するのに必要なことは?

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


当校では週3時間がデフォルトで、平日クラスは1.5hが週2回、土曜クラスは3hが週1回です。
なので、土曜クラスは1回で扱う内容が通常の2倍、さらに前回やってから1週間間があいてしまうというちょっと不利な条件です。平日仕事で来られない社会人も多くいらっしゃいます。


本日午前のクラス。
来週テストなので、今日は復習を中心にしました。
ですが、同じ課の内容で以前学習したことを忘れてしまっていました。
もう一度教科書を見て確認すると、「あ~!」と思い出していましたが、「ずーっと前にやったことだから覚えてられないよ!」とその学習者。

ですから!
少しでも忘れたことを思い出すために、もしくは忘却曲線をゆるやかにするために、こちらは宿題というものを出しているわけです。
それを全くやらないのなら、やっぱりどんな人だって忘れるでしょう。

そして、この発言をきっかけに、私は学習者が上達するための条件について考えました。


① 教師の教授能力
  まずはきちんと理解できるようにポイントを押さえた分かりやすい導入・説明、そしてクラス内でできるだけ記憶に残るような練習を提供すること。

② ターゲットに触れる機会が多いこと
  ここでターゲットは日本語のことです。語学学習は特に、一気に大量にやるより毎日少しずつでも触れていた方が忘れにくいし、定着しやすいです。そういう意味では平日クラスの方が週2回あるので、あまり忘れていないうちにまたクラスで日本語に触れることができます。
  さらに、宿題を出すことによって、クラスに来なくても習ったことを思い出す機会を作ります。

③ 学習者のやる気
  なんといってもこれが一番重要事項です。
  いくら先生の教え方がよくても、宿題をたくさん出しても、学習者がやる気にならなければ元も子もないのです。上述の学習者は、「仕事が忙しくて」と宿題を全然やってきていませんでした。本当にそうなのでしょうが、それはつまり、本気で日本語が上手になりたいとは思っていない、優先度が高くない、ということです。やる気がないから宿題をしない、やる気がないから覚えられないのです。本気で上手になりたければ、少しの空いた時間にでもちょこちょこと宿題を進めることができるでしょうし、クラスに来る前に少しでも復習することができるでしょう。


正直な所、とーーーっても頭がよくて、1回聞いたらすぐに覚えて忘れない、急に話を振られても習ったばかりの文法ですぐさま返事できる、と言う人なら、宿題をやらなくってもいいわけです。要は、できるようになればいいわけですから。
でも、そんな天才はほとんどいなくて、みんなコツコツ反復練習を続けて身に着けているのですよね。

①②は教師サイドでコントロールできることですが、③については・・・。
でも、教師の働き掛けやクラス運営で、うまくやれば少しくらいならやる気を上げることができると思うのです。それが私の永遠の研究テーマでもありますが。

とにかく、学習者が本気で上達したいと願い、やる気にならない以上、上達はありえません。
宿題をするもしないも、それが原因で課テストに合格するもしないも、全部学習者の責任です。

上達したいなら、とにかく練習してください。  

冷たいようですが、これが全てです。
勉強するのは、学習者自身です。
これが「教師はお手伝いしかできない」の本当の意味です。
自分のしたことが自分に返ってくるので、サボったらサボったなりの、本気なら本気なりの結果がついてくるのです。

来週のテストまでに、それに気づいて勉強してくれるのでしょうか?心配です(*_*)





ブログ村に参加しています。応援ありがとうございます。押してくださると励みになります。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村

2016年1月18日月曜日

内発的動機づけを高める方法~仲間がいるからがんばれる!

授業開始から1週間ちょっとたちました。
平日クラスは週3日、土曜クラスも2度目の授業を終え、クラスメートとも打ち解けてきたようで、休み時間に楽しそうなおしゃべりの声が聞こえてきます。 
こうなったら一安心。クラスメートとの関係性は、今後の学習の継続に大きな影響を与えるからです。

ここでちょっと動機づけのお話。 
動機づけといえば、よく外発的動機づけと内発的動機づけに分けられて考えられがちですが、そこに関係してくるもので自己決定理論というものがあります。自己決定理論では、動機づけを自己決定の度合いによる連続体とみなし、たとえ外発的に動機づけられている場合でも、どれだけ自分にとって価値があるか、重要だと考えるか、という「内在化」によって自己決定的、つまり内発的動機づけに近づく、変わりえる、という考え方をしています。

内発的動機づけを促進するには次の3つの欲求が満たされることが必要だと言われています。 
①自立性(自分で決めていると感じること)
②有能感(自分はできる、と自信が持てること) 
③関係性(仲間がいること。いい関係が築けていること)

クラスメイトと仲良くなって、一緒に支えあって勉強することができるというのは内発的動機づけにとってとても重要なこと。 
一人ではつらくて嫌になる地味~な作業も、例えば追試になって誰かの助けが必要なときも、支えてくれるクラスメイトがいれば乗り越えられるというもの。何より、同じ興味・関心を持っている仲間がいるってだけで、「一人じゃない」って思えますよね。

先週土曜に始まったばかりのBasico1クラスは、ちょっと理解が遅い学習者を周りみんなで助けてあげていました。

上級クラスでは、前の課のテストに合格しなければクラスに復帰できないAさんのために、ずっとクラスに来ているBさんが、夜スカイプで勉強を手伝っていたそうです。Bさん、普段寝るのは夜9時ぐらいと早いのですが、Aさんの仕事が終わるのが遅いため、それに付き合って10時から眠い目をこすりながら手伝ったそうなんです。
 おかげでAさんは一発でテストに合格できました。

初級後半のある学習者Cは、明らかに学習者Dが来ているから続けているようなもので、学習者Dが万が一クラスに来ないようなことになれば学習者Cも確実に来なくなるでしょう。

初級中盤のあるクラスでは、休み時間に連れ立っておやつを買いに行くのが何よりも楽しみな様子。授業後もよく一緒にケーキ屋やらアイスクリーム屋やら、日本関係のイベントやらに一緒に出掛けて行ってます。

ライバルや仲間の存在って、本当にすごいですよね。力を何倍にもするし、心も強くなります。 
同じ興味を持って集まった者同士、ぜひ支えあって、いい関係を、できれば一生モノの友情を築いてほしいなぁ、と思います。
そしてずっと、日本語を勉強し続けてね(^_-)ー☆

2015年12月18日金曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/12/18 集中授業終了→年内授業全て終了

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


先週の水曜日から始まった超集中クラス(詳しくはこちら)。
あっという間に8日間がたち、昨日がカタカナテスト、今日は1,2課の文法テストでした。

一人昨日と今日来なかったのですが、それは家族旅行に行くから(笑)
申し込みの時からわかっていたことですが、昨日来なかったのは予定外です(^^;)。
まあ、クラスは楽しんで来ていたので、年明けにテストを受けにくることでしょう。

今日までやり遂げた2人は、本当によく勉強しました。
一人の学習者なんか、このクラスが始まる前までは日本語で知っていることと言えば数字の1~10だけだったそうです。
それが今ではひらがなもカタカナもある程度のスピードで書くことができますし、数字も大きな数字を言えます。

翌日の定着っぷりを見れば家でも相当復習していたことが分かりますし、間違いに気づいたらどんどん自分の中で修正しています。
それに練習の時も、たとえば数字のディクテーションなら私が言った数字を書くだけにとどまらず、その言い方までもひらがなで書きたいと言い出すほど。より難しいことにチャレンジしたがるんです。
次のクラスが始まるまでの時間、これまでの復習と、次の課の予習をするそうです。すごいやる気!!

始まったとき、8日後にはどうなるんだろうと楽しみにしていましたが、日本語は文句なし!
モチベーションの低下もなし!
友情も、もう緊張なんてしてないし、確実に仲間意識芽生えてます。
最後にいい形でしめくくれてよかったです(一人まだテスト受けてませんが(^^;))。

このクラスもそうですが、本当にいい学習者にたくさん巡り会えた年でした。
(去年の今頃はまだマレーシアにいたんですよね~。マレーシアの教え子たちもみんないい子たちでした)
来年度は、目指せ学習者数100人!の意気込みで、頑張りたいと思います。

その前に、しばし夏休み。
明後日から旅行に行きます(^^)

ペルーといえばバックパックの旅。
旅行記、楽しみにしていてくださいね~







ブログ村に参加しています。応援ありがとうございます。押してくださると励みになります。

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村

2015年11月28日土曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/11/28 学習者から胸キュンの贈り物と教師の役割再考

私は常日頃から与えるよりも何倍もの目に見えないすばらしいプレゼントを学習者から受け取っていると思っています(私はそれを「キラキラパワー」とか「胸キュン」と呼んでいます。)が、それを今日、つくづく感じました。

あ、ちなみに、あと1週間で日本語能力試験(JLPT)です。

まず、今日午前のクラスのある学習者、自習用にあげた問題冊子を着々と消化中。
この学習者、エンジニアとして仕事もバリバリしてるし、大学でも教えるような人で、超多忙。
なのに、それを言い訳にしたりせず、着々と実力をつけてます。
先週末に最後の模擬試験を行ったのですが、それも言われなくてもすでに復習済み。
自力で分からなかったところだけをチェックし、今日質問してきました。

モチベーションの高い学習者は、言われなくても自ら進んで勉強するんですよね。
ここでの教師の役割は、質問にきちんと答えること。


午後のクラスのある学習者は、とにかく明るい!
宿題の間違いを指摘しても「Oh,No」ではなく「あっは~!」 と笑い飛ばすような人。
そして日本語で話そうとします。
語順はスペイン語のそれになること多々あり、語彙もスペイン語になること多々あり。
でも、ストレスなく話したいことを笑顔で話してくれるその姿勢が、とっても嬉しいんです♡
そしてこの学習者との会話は楽しくて、癒されて、気が付くとあっという間に時間が過ぎています。

覚えたことを使って話ができるって楽しいんですよね。
やっぱり知識としてじゃなくてコミュニケーションのために言葉はあるんだなって、思い知らされます。
教師は今が間違いを直す時なのか、とにかく話させる時なのかをきちんと決めて、メリハリをつけなきゃですね。


そして最後の夕方のクラスの学生。
ここはモチベーションハンパないです。
ある学習者はJLPTの勉強のために、先生からもらった分厚い教材のほかに、自分でネットで教材を探してやるほど。
先週授業を休んだのですが、理由は「JLPTの勉強をずっとしていたから」でした。
普段の授業態度にもよると思いますが、私は「どーしても合格したいんです!」と笑顔で答えるこの学習者を叱ることができませんでした。
「通常クラスに来てもJLPTの勉強になるのに~」と言って終わりです。

すごいですよね。自ら定めた目標にむかってひた走るやる気と行動力
ここに教師の出る幕なしです。
「助けて」と言われるまで、ひたすら見守るのみです。

そしてある学習者は、先週一人だったのでまたいろいろ話をしたのですが、そのときに「何か話したいテーマある?」と聞いたところ「あります!でも日本語ですぐには言えないから、スピーチ原稿まとめてきます!」とのことでした。
「じゃあ、スピーチ原稿できたら、いつかチャンスがあったとき(クラスメイトがみんな休んで一人になったとき)に言えるように原稿覚えようか」と話して終わりました。
あ、ちなみにこれ、通常の授業とは全く関係ないことです。
そして今日早速笑顔で「先生、書いてきました~♪」と渡された原稿。
手書きでびっちり2枚分。
しかもタイトル「ホメオパシー療治を利用しない方が良い理由」です。やばい。知識ない・・・(><)
でも、この学習者がどれだけの時間を使ってこの原稿を書いたのか、そこまでして言いたいことであることを思うと、こちらもきちんとしたFBを返さなければ失礼になります。

学習者って、言葉が完璧にはできないだけで、考えていることや知識はこちらよりもはるかにレベル高かったりするんですよね。
そして、本当にやる気のある人って、成績との関係の有無とか「やっても意味ない」とかの損得で動くのではなく、「やってみたい、話してみたい、伝えたい」という純粋な向上心や好奇心で動くんですね。
教師のできることは、(勉強して知識を得て)誠心誠意のFBを返すことですね。

なんか今日は学習者のキラキラパワーがハンパなくて、胸がキュンキュンしっぱなしでした。
彼らが楽しそうにしているのを見てると、私もスペイン語学校に行って勉強したくなってきちゃいました~☆
今は週1回、友人が集まる「スタディーナイト」があるので、そこでやって発散しています。


とにかく、学習者からは本当にいろいろな目に見えない大切な贈り物をもらっています(^^)
私はなんて幸せ者なんでしょう。
今日も全てのことに感謝です☆






2015年11月26日木曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/11/26 テストの効果

ついこないだ始まったと思っていた初級クラスも、いよいよ大詰めです。
初めてとなる課テストを来週に控え、今日はそれに先立ちカタカナテストがありました。

いつもなら授業開始前はおしゃべりでうるさいぐらいなのに、今日はさすがにみんなカタカナとにらめっこ。
こちらの期待通り家でちゃんと勉強してきたようで、宿題も誰一人忘れることなくやってきました。

で、テストのあと、「どうだった?」と聞いたところ、「まあまあ・・・」という反応。
ある学習者が「テストは難しくないけど、それよりテストの前の勉強の方が大変!!何が出るかわからないから、ぜーんぶやらないといけない。」と言ってみんなそれに賛同。

でも、それこそこちらの狙いなんですよね☆

評価(テスト)の効果にはいろいろありますよね。
①学習促進
②教師と学習者双方が、今までの学習を見直し、今後の学習の調整を行う
③到達度を知る など

人って、「テスト」と聞くと、なぜかいい点とろうとしっかり勉強しますよね?
そのテストが人生左右するわけじゃなくてもです。
こちらは復習や、あいまいな記憶の定着のために、テストを利用しているにすぎないのです。
そして、ちゃんと準備してくれば、絶対悪い点にはなりません。それが成功体験にもつながります。

だからといって、テストを易しくしているわけではなく、ちゃんと「できてほしいレベル」を夢を持って設定しています。
学生は普段の授業で、または家で、テストに出る内容の練習をたくさんするのです。

だから、学生から上記のようなコメントが出て、正直「狙い通り!」と心の中でガッツポーズでした(^^)

もちろんそんなことは口には出さず、
「そう、簡単だったの~。それはみんながよく勉強したからだよ。すごいね~♪」
と、その努力を讃えました(^^)
いやいや、決して易しいテストではないので、これは本当に努力の賜物だと思います。

「来週は課テストがあるから、次のクラスで一緒に復習しましょう」
というと、「ギャー!」と悲鳴が上がりました。かわいいですね☆

さて、結果はどうでしょうか?採点してみます(^^)

2015年11月24日火曜日

人の可能性無限大(infinito)

今日のヨガで先生がおっしゃった言葉がジーンと来ました。

今日初めてイエンガーヨガをされた生徒さんが「パワーヨガよりキツい!これがイエンガーヨガなの?」とコメント。
それに対して先生は「イエンガーは動きは少ないけどmuy intenso, muy exigente(とても強くて,たくさんのことを要求する)なの。先生にもよるけど、さらに私の場合はそこでおわらせないで、もうちょっと、もうちょっと(un poquito más, un poquito más)とその人の限界を求めるの。だって人の可能性は無限大(infinito)なのに、現状維持だったら何ものびないでしょ?un poquito másの積み重ねが限界を拡げ、予想もつかなかった自分になるかもしれないじゃない?」

確かに先生は厳しいです。
厳しいというのは、妥協しない、求めるレベルが高いということです。
でもお人柄は明るく、愛を持って指導してくださっているのが伝わってきます。例えば、ヨガの先生は生徒の名前を覚えなくてもクラスができますが、この先生は生徒の名前を覚えて呼んでくれるんです。
名前なんて些細なことに思えるかもしれませんが、でもそういうところに人柄?人間性?って出ますよね。
確かにいつも「momine, un poquito más」って言われますし、姿勢とか角度とか何度となく直されます。
気を抜いたら一発で見抜かれるし、翌日筋肉痛にならない日はありません。
でも、「un poquito más」にそんな壮大なお考えがあって、夢を持って私たちを指導してくださっていたことに感動してしまいました。

「可能性無限大」はよく子どもには使いますが、いい大人、しかも仕事を大分前にリタイアしたような年齢の人に対しては使いませんよね。少なくとも私はそういう指導者を見たことありませんでした。

でもその先生は「いくつになっても人間には無限の可能性がある!」って信じて、その人にとっての限界に挑ませているんです。ヨガを長年やっている人にはちょっときつめの、おばあちゃんにはおばあちゃんに合ったなりの今日のその人の限界への挑戦。

なんか、この歳になってもそんなこと言ってもらえるなんて、嬉しくないですか?
自分の可能性とやらを信じて、どこまで行けて、どう変われるのか知りたくなりませんか?

私はなりました(^^)

そして、自分の教え子たちも同じように「可能性無限大!」って信じて指導しようと決めました(^∇^)
私もいつか学習者に「あなたたちの可能性は無限大だ!」と言ってあげたいです。

2015年11月3日火曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/11/3 初めてのテスト:ひらがなテスト

こないだ始まったばかりの初級1のクラスの初テストでした。
ひらがなテストです。

まだ採点が終わっていないので途中経過ですが,、私が心配していた学習者は勉強したらしく高得点だったのに対し、「この人が!?」という人が覚えていなかったという結果になっています。

単純に覚える努力をしたかしなかったか、勉強したかしなかったかが結果にもろ現れたと言えます。

文法のテストはカタカナも入ったあとで1,2課まとめてやるのでもう少し先になります。

なので、現時点ではまだはっきりしたことは言えないのですが、感覚としてはもうすでに差がつきはじめたかな、と。
勉強する習慣の有無によるとでもいいましょうか。
スローラーナーなのか勉強してないのかは、いつも学習者を見ていればわかります。やっぱりクラスでできることは限られているので、家での勉強は必須ですよね。家で自分で復習してくれないと、語学の上達はきびしいです。


習い事を始める、つまり、思っていたことを行動に移すのって、潜在的欲求→顕在的欲求→行動となるわけですから、実はとても心的エネルギーのいることなんですよね。それだけじゃなく、金銭的なこととか、時間的なこととか、場所的なこととか、タイミングなんかもそうでしょう。そういうものがちょうど合ったから、やりたかったことが始められたわけで。もちろん勉強が習慣化するまで大変なのもよーくわかります。ですが、せっかく始めてくれた日本語、できるだけ長く続けてほしいと願わずにはいられません。(まあ究極、その人の自由なんですが。)そのためにも私は、楽しくてためになる授業作り、頑張ります!少なくとも授業がつまらなくて嫌だから辞めると言われないように。。。(←これは本気で避けたいです)

さて,次回からカタカナに入ります。
みんな、楽しく頑張りましょう!

2015年10月17日土曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/10/17 ペラペラになりたい!

今日は上級クラスがお休みが多くて来たのが一人。
今日は本文をやる予定だったのですが、このまま進めてもしょうがないので、急遽ほかのことをやることにしました。
中級以上って、文法やっても書き言葉的なものが多く、読んだり書いたり静的なものが中心であまり話さなくなりますよね。
なので、これはいいチャンスだと思い、とにかく話す練習をしようと思いました。

で、話のテーマリストの中から選んで、それについて2~3分話す。それを録音し、あとで一緒に振り返りながらFBする、ということをやりました。

最初こそ話すのも3分ギリギリ、短文を並べて全体としてもまとまりがなかったのですが、テーマを変えて話すうちに、だんだん話が長くなり、文が長くなり、話の開始と山と締めもつけられるようになりました。
私の方にしても、知らなかった彼女と日本(語)の関係や、考え方、経験など、いろんなことを知るのにとてもいい機会でした。

FBしていると自分でダメ出し。
「話すのがゆっくりだし、すぐに言葉が出てこなくてつまっちゃう。私、もっとペラペラになりたいんです!
今まで見たことないような生き生きとした顔で訴えてきました。
こんなに強い気持ちを表すところを見たことがなかったので、正直うろたえてしまいました(^^;)

そうだよね。話せるようになりたいよねぇぇ。

最後の方は、もう話したくて話したくて話が止まりませんでした。
勉強を始めたばかりの子は、それこそわかりやすくキラキラオーラを発しているのですが、学習が進んだ上級の子も、やっぱりキラキラ(しかもものすごく強い)しているんですよね。そりゃそうですよね、何年も学習を続けてきたくらいなんですから、半端なキラキラなわけがない。

ものすっごい笑顔で帰って行きました。

とても美しいものを見ることができて、私もとても晴れやかな気分です。

この学習者が見せてくれた、何年も何年も大切に育んできたキラキラ、私は守りたいし、夢を叶えるお手伝いをしたいと思いました。

2015年10月9日金曜日

伸長感で内発的動機づけ活性化。勉強が楽しい!

こういう日本から遠い孤立環境にいますと、日本語学習者も始めは多いのですが、急速にやめていき、3,4か月たつ頃には初めの数%しか残っていない、ということはザラにあります。
日本語学習のプライオリティが高くないので、しょうがありません。

しかし、そんな数少ない生き残りの学習者たちの日本語愛はある意味本物で、学習意欲も高いため、本当にはっとするほどの伸びを見せてくれる人もいます。

金曜に教えているある学習者。
12月の能力試験でN3を受験予定。
能力試験対策講座を始めて、すぐの第1回模試では、合格率が50~60%でした。
対策講座を始めて1か月時点の漢字テストは65%、語彙は40%、読解は「あらら」という状態でした。
それが伸びに伸びて、2か月時点の漢字が90%、語彙も90%、読解に至っては難しい問い以外は正解するようになりました。

それもそのはず、この学習者、本当によく勉強しているんです。
来るたびに自習で分からなかった語彙の意味の違いや、文法の違いなどを聞いてきます。
テキストにはしっかり勉強のあと。
私の説明を聞きながらスキーマが活性化され、知っている知識と新しい知識が結びつき、「ああ!そういうことか!」という発見をし、またうれしそうにメモ。
学習って、こういう知識の結びつきが強化されることで深まるし、忘れないものになるんですよね~。
「ああ!」といって何かをみつけたときのその人の顔は、本当にうれしそう。
読解も、こちらが与えたアドバイスを素直に守って読むようにしたら、読解のプロセスがほぼ私と同じになってきました。もちろん正答率も上がってきているわけで。

努力がこうやって目に見えてあらわれ、成績もぐんぐん伸びているのを実感できているのですから、これは勉強が楽しくないわけがないですよね。楽しいでしょうね~!!

勉強する→上手くなる/成績あがる→うれしい/自己肯定感→もっと勉強する
勉強する→いろんな知識がまとまっていく→知的楽しい満足感→勉強がもっと楽しくなる!

内発的動機付けが活性化、プラスのスパイラルにのって、ぐんぐん成長中♪

こういうのを見ていると、こちらまで本当にいい気持ちになります。
そして、たくさんの学習者にそういう「いい気持ち」を味わわせてあげたい!って思ってしまいます。
努力した結果の伸長感や達成感は、本当に気持ちのいいものですから。
私自身もまた「いい気持ち」を味わいたくなります。

今日も学習者にいいエネルギーをもらいました(^^)



2015年9月24日木曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/9/24 追試だけど100点とれた!

各課ごとに課テストをしています。
文法テスト(漢字含む)と語彙テストがあり,私はいつも同じ日にまとめてしています。

ロベルトさんは,語彙テストで合格基準に届かず追試になってしまいました。語彙を覚えていないわけではなくすべて答えは書いていたのですが,表記(ひらがな)にまだ難ありで,それで減点が募っての赤点でした。

本日追試をしたら,なんと100点!
私もこれにはビックリ。本人もガッツポーズで喜んで,二人でハイタッチしました。

この学習者,スローラーナーなんです。
本当によく勉強したんだと思います。すごい!
最近,前より勉強に対する姿勢が変わってきたように感じていたのですが,やっぱり。。。

この結果で,さらにモチベーションが上がることでしょう。
学習者のこういう成長が見られるから,教師って楽しくてやめられないんですよね~(^-^)☆

2015年9月19日土曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/9/19 自立した学習者とはこういうこと

今日は上級クラスになってから、初めてのテストでした。
前の課を勉強してからだいぶ時間がたってしまって、覚えているかどうか不安だったのですが、結果を見ればよく勉強しているかしていないか一目瞭然。
上級ともなると、一夜漬け丸暗記で何とかなるレベルではないですからね。
範囲もちょっと広めだし、漢字もふんだんにあってルビふってないし、大丈夫かな~とちょっと心配だったのですが、やっぱアレですね。ほっといてもやる人はやるんですね。

テストのあとは、ちょっと普段と違う活動を取り入れてみました。
宿題で出していた作文を回し読みして、感想を言い合ったり文法的な間違いを直す活動と、同じテーマの読解教材を読んで、それについて意見を言い合う活動をしました。

やる気のある学習者たちはきちんと作文を書いてきました。まず、それがすごい。
そして、作文の構成はこちらでアウトラインを作って渡しておいたのですが、構成メモからばっちり書いていました。作文で使っている表現も習ったばかりの表現をできるだけ使おうという姿勢が見られました。
やっぱり自立した学習者というのは、ほっといても習った文型を使おうとするんですね。

その後の読解からの話し合いでは、なかなか思うように言いたいことが言えなかったようですが、持っている知識を披露する場面も見られ、それによって話し合いが深まりました。
やっぱり、人っていうのは物を聞いたり読んだりするとき、既存の知識と結び合わせて理解を深めるというダイナミックな活動を脳内で行っているんですね。

まだお互い遠慮があって、そんなにつっこんだ意見やコメントは出なかったのですが、それでも日本語だけで表現しようとがんばっていました。

ペルーという日本語を必要としない地で、ずーーっとここまで日本語を勉強し続けてきた人たち。
そのやる気と向上心、あなどれません。

2015年9月12日土曜日

本日のクラスのワンシーン 2015/9/12 頭の中は話したいことでフル稼働

生徒も私もクラスやお互いに慣れてきて、最近はいい感じに緊張感がゆるくなったように思います。私はそれと同時に、生徒の様子を少し離れて観察できるようになりました。

最近クラスで感じるのは、学生の頭の中では表に出ないだけで、いろーーーんな事象が結びついていたり、言いたいことをどうにか言えないかとフル稼働しているということ。

例えば今日のクラスでは「~と言っていました」の復習の後、「~についてどう思いますか」と「~のが上手です」をやりました。

くまさんの自由質問:(合気道をやっているトニーくんに向かって)合気道についてどう思いますか。

トニーくんはそれに対する答えを何かしばし考えた後、「先生、二つの文をつなげるときはどうしますか」と質問。私が「”て形”を使うよ」というと、「そうじゃなくて、反対のとき」。それで「”~ですが”を使うよ」というと、ようやく「合気道はスポーツじゃないですが、いい武道だと思います」と答えました。

ちょっと意外だったのですが、質問したくまさんと何やらスペイン語で話し、二人の間では言いたいことが共有された模様。そして質問したくまさんに「あなたは(合気道について)どう思いますか」とトニーくんが質問し返したところ、それに対する答えは「filosófico, profundo y tiene muchas significados...(たぶん)」でした。
どうやらくまさんはメンタル的なことを言いたい様子。
それについてスペイン語で二人で意見を確かめ合った後、私に向かって「今言ったことを日本語ではどう言いますか」と質問してきました。
私は「哲学的(な形容詞)、深い(い形容詞)、たくさん意味があります」と答え、「これをて形でつなげれば言いたい文になりますよ」と言いました。
既習事項なので「Como era?(なんだっけ?)」を連発しながらなんとか「哲学的で、深くて、たくさん意味があります」と一文にしたあと、満足げにメモメモ。

ほかの練習では「○○さんはどんな人が好きだと言っていましたか」で元クラスメートとの会話を思い出し、何か言いたげな様子。そして「先生、はっきり覚えてないから、”~と思います”と一緒に使ってもいいですか」と聞いてきました。私は「もちろん!」と言い、「”~と言っていました”+”~と思います”」と板書。そして、両方の”と”の前が普通形になることを確認しました。
するとその生徒は「親切な人が好き…だ…と言っていました…言っていた…と思います。」
と、なんとか一文にすることに成功。私がルールと共に書いた板書をメモメモ。

なんか、語学の勉強って、こういうことなんだな~。としみじみ思いました。
言いたいことがある。
それを伝えるために言葉や文法を習う。
「言いたい!」という気持ちが学習を促進させる。
モチベーションになる。

このクラスの学習者たちは、既習文法に未習語彙を入れて、習ったことを使ってなんとか話そうとするタイプで、教師的には好ましいタイプです。

でも学習者の中には、言いたいことがあるのになかなか口から言葉が出てこない生徒もいます。知識が運用につながらないタイプ。一つの文を言うのにものすごく時間がかかって、正直待つ時間が長くなって授業の進行上困ってしまうことも。
でも、その子の頭の中もきっと同じように言いたいことをどうやって言ったらいいかフル稼働しているはず。

はたまた、言いたいという気持ちが先走って、文法も語彙もめちゃめちゃに話す生徒もいます。このタイプはあまり「お勉強」が好きではないから文法や語彙がしっかりしていないことが多く、「私の言いたいこと、わかるでしょ!?」と強気なことが多いです。こちらは言いたいことがよく分からないし、それが判明するまで質問し続けると時間がかかるので、こちらのタイプも正直困ります。
でも、その子の心は「今これが言いたい!」という気持ちで満ち満ちているはず。

いろんなタイプの学生がいます。
どのタイプの学生にも共通しているのは「今これを伝えたい!」という衝動があるということです。

私は教師として、その気持ちをどれだけ殺さないで生かせているのか、言いたいことがうまく言えなくてもどかしい気持ちをどれだけサポートできているのか。「困る」とか言ってる場合じゃないです。
もしかしたら、教師である私が不用意な言葉や態度でその気持ちをしぼませてしまっていることもあるかもしれません。
言いたいことをこちらが引き取って全て(正しい文にして)言ってしまうのもその子の日本語力向上のためになるとは思えませんし、かと言って、自力できちんと意味が分かる文が言えるまで待つのも時間がいくらあっても足りません。すべてのタイプに気づきと自信を持たせることができたら、それがいちばんいいと思うのですが、まだどうすればいいのか模索中です。

答え探しは当分続きそうですが、そういう気持ちを持って授業に参加してくれている生徒たちに感謝です。

2015年8月20日木曜日

☆本日のクラスのワンシーン  2015/8/20 新メンバー加入でさらに楽しそうなボーイズたち

先日話した学習者が今週からミサコ・イキオのクラスに移ってきました。
(関連記事→本日のクラスのワンシーン 2015/8/15 語学学習と謙虚さ)
そう、その学習者とはロベルトくんです。

初日こそお互い固かったものの、歳が近いもの同士すっかり仲良しになって楽しそうです^.^
ミサコなんか、クラスの始まる時間よりだいぶ前に来てスタンバイしています。このコ、はじめの印象は笑わない、おとなしい、なんで日本語を勉強しているのかイマイチ動機がわからない感じだったんですが、今じゃ笑うし、宿題は忘れずしてくるし、一番真剣に取り組んでいるんじゃないでしょうか。

今日は形容詞の練習だったのですが、「宿題はどうでしたか?」の質問に「面白かったです。」答え、ロベルトとイキオからやいのやいの言われてました。本気なのか間違えたのかわかりませんが、照れ笑いしてました。
引っ越して来たロベルトくんは、二度目でちょーっとだけアドバンテージがあるからか、クラスメイトが同年代でできすぎないからか、「クラス楽しい!」といって帰っていきました。

私も楽しくて、あっという間にクラスの時間が過ぎて行きます。
楽しく勉強してくれているので何よりです。
クラスに来るのが楽しい、一緒に頑張れる仲間がいるって、勉強する上で大切な動機づけの要素の一つですよね。
これからも仲良く頑張ってほしいと思います。