2016年7月2日土曜日

引き継ぎの先生に授業をバトンタッチして、襲ってきた感情

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。

あっと言う間に7月ですね。
今月からクラスを新しい先生に引き継ぐことになり、私は授業見学させてもらいました。
先生も学習者も勝手が違うので緊張していました。最初はしょうがないですね。

自分で教えているときは必死なのでごまかせていましたが、今日、後ろから授業を見ていてはっきりと感じたのは「この学習者たちと離れるのが寂しい」という気持ち。「この学習者たちとの時間、楽しかったな」という気持ち。
いろいろ個性はありますが、本当にかわいいんです。本当に一生懸命勉強しているんです。
こんないい学習者たちに恵まれているのに、私は何をしようとしているんだろう?と。
いろいろ悩んで、先に進むこと、帰ることを決めたはずなのに、後ろ髪を引かれている自分がいます。
分かっていたんです。だから学習者のことを考えないようにしてきたのに、今日ふっと恐れていた感情が襲ってきました。

今までは「任期」と言うものがありましたから、気持ちに関係なく帰国が決まっていてそれにしたがって行動していました。でも今回の帰国は自分が決めたこと。ご自分で学習者を置いてそこを去る、と決めた先生方は、みなさんこんなに苦しい気持ちになるんでしょうか。自分へのペナルティだと思って、甘んじて受けるのでしょうか。そうだとしたら、私もこの苦しみをとことん味わわなければなりませんね。


冷静に状況を見ている自分と、感情に揺さぶられている自分。どっちも、自分。


明日はパーティがあります。
すでに知っている人もいますが、そこで全員に帰国することを告げます。
今晩から明日の朝にかけて、パーティに来てくれる学習者のために40人分の料理を作ります。
せめて、感謝の気持ちと愛をいっぱいいっぱい込めようと思います。


今日はみっともない今の気持ちを素直にそのまま書いてみました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。



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