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2016年3月3日木曜日

Student-Centeredな授業かどうかのバロメーター

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


学習者中心(Student-Centered)の授業が叫ばれてからずいぶんたちますが、どんな授業が学習者中心なのでしょう。
私がバロメーターにしていることがあります。

1.だれがどのぐらい話しているか(発話時間)
たとえば職員室にいて、授業をしている初級クラスの声が聞こえてくるとします。そのとき、だれの声がよく聞こえてきますか?もし先生の声より学習者のざわざわした声がたくさん聞こえてくるようでしたら、それは学習者中心の授業だと思います。
よく語学はスポーツと同じだと言われますが、先生がいくら説明したところで、上手になるわけじゃありません。口を動かし、たくさん間違い、自分で感覚をつかむしかない、と思っています。先生の話す時間が長いほど、学習者の発話時間が奪われているというわけです。


2.学習者の頭が動いている=考えているか(脳稼働時間)
中級ぐらいになると、読解など読む作業も増えてくると思います。初級でも、集中して何かを覚えようとしているとき、人は静かになります。だから単純に発話が多ければいい!というわけではありません。要は頭が動いていれば、音(声)があろうがなかろうがいいのです。たとえば語彙の復習で、先生のあとについてただリピートしているとき(発話しているとき)と、静かに覚えているとき(静かなとき)、どちらの方が頭が動いていると思いますか?音読と黙読の脳の働きの違いは?


学習者中心の授業をするには、事前の準備・計画が大切になってきます。それは1コマの授業内で、どうすれば学習者の頭が動き続けるか考え、導入、練習、活動の内容をどうするか考えたり、時間配分を考えたりすることが必要だからです。試験までの期間を通しても、だんだん習得が進むように段階的にやることを変えて、試験のころにはきっちり習得できている状態にさせなければなりません。つまり、準備命。

とにかく授業中は先生は、できるだけ話さない、できるだけでしゃばらない。

じゃあ授業中、何もやることないし、ひまじゃん?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そうです、学習者中心になったら、先生は脇役ですから、あまり登場しなくていいんです。私の座右の書の中に、教師の仕事を10としたとき、その労力の9を授業準備に、残りの1を授業に使え、と書いてありました。実際は評価の仕事も入ってくるのでちょっと違いますが、とにかくそのくらい授業中は脇役でいいと思います。
でもそのひまさに耐えかねて、先生は仕切りたがる。カード出して注目を集めたがる。静かなクラスに耐えかねて何か言っちゃう。いらぬタイミングで口出ししちゃう。そうして結果的に学習者の時間が奪われてしまっているのです。
学習者中心の授業を目指すなら、先生は何か話したくなる、説明したくなる、その衝動を「ガマン」しなければなりません。

実は授業中もひまじゃないんですけどね。
それについてはまた後日。





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2016年2月22日月曜日

オススメの「て形」の歌

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


日本語教育の世界では「飲んで」「聞いて」「食べて」などの連用形を「て形」と呼んでいて、初級の最初の山場となっています。

普通の日本人でも、こんなルールがあったなんて知らなかった!という人も多いはず。
子どもはルールなくても自然にできるようになっていますし、学校教育でもやりませんものね。
私も、日本語を教えるための勉強をするまで知りませんでした。

この「て形」の作り方のルールを教えるのに歌を利用されている先生方が多いかと思います。
私もその一人なんですが、この「て形の歌」ってのが、けっこういろんな種類があるんですよね。
昔から使われている有名どころですと「なんちゃら賛歌」に合わせたもの、ほかに「ロンドン橋おちた」とかもありますが、以外にすべてをカバーしているものって少ないんですよね。

そんな中、私が気に入って使っている「て形」の歌、それは「キラキラ星」の替え歌です☆
ご存知の方も多いかと思います。


では早速。左がキラキラ星の歌詞、右にそれに合わせたて形の変形です。
→は読まずに、ほかを歌詞に当てはめてください。


キラキラ       いちり→って
光る         びみに→んで
おそ         き→いて
らの         ぎ→いで
星よ         し→して

まばたきしては  行きます→行って 
みんなを見てる  たべます→食べて

キラキラ光る    学校へきて
お空の星よ     べんきょうしてください


これなら1グループ(=五段活用)の変形全て(「行く」が「行って」になる例外も含めて)、2グループ(=上一段・下一段)、3グループ(カ変・サ変)の全ての変形が入っています。
それにこのメロディーなら世界中だれでも知っていますし、最後が「~ください」とセットになっている点、そして「学校へ来て勉強してください」と学習者へのメッセージになっている点も好きな理由です(^^)

今日もこれを使って「て形」の導入・練習をしました。
みんなで何回か歌って、個人でしばらく練習したら、1回目なのになかなかスムーズに変形できるようになりました~(^^)ま、ここからが長い道のりなんですけどね(^^;)

それまで「なんちゃら賛歌」しか知らなかった先生でも、「これはいい!これからこっちにする!」とファンになって採用してくださった方、結構多いんです。
私もいつどこで知ったのか覚えていないのですが、オススメなのでシェアします☆

そしてもし他にもいい覚え歌があったらシェアしていただけると嬉しいです(^^)




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