2016年3月18日金曜日

できる子とできない子の差

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。

最近学習者を見ていて、できる子とできない子の特徴がはっきり見て取れたので記しておきます。

1 宿題の取り組み方
宿題をやらなければ忘却曲線に歯止めがかからず落ちこぼれるのはわかりますが、やっていても違いだ出ます。何が違うのか?
それは取り組み方。できる子は宿題をちゃんと「考えて」やります。わからないことは調べるし、それでも疑問が残ればクラスで教師に聞いてきます。
できない子は反対。宿題はとりあえずやればいいと思っているため、曖昧な記憶のままテキトーに書きます。わからないけど調べるのが面倒くさい。だから間違いだらけ。直しに時間がかかりますが、クラスのできる人に聞けばいいと思っています。
まあつまりは面倒臭がりやなんです。
聞かれた方は教えますが、人に説明することによりできる子はさらに理解が深まっているので、これでまた差が開いてしまうという訳です。


2   整理整頓
今日はあるクラスで以前配布したプリントを使いたかったので「出して〜」と言ったところ、できる子はササッと取り出してやり始めたのに対し、できない子はどこにあるのかわからなくてずーっと探していました。できる子二人はそれぞれの方法で自分がわかりやすいようにファイリングしたり、必要なものだけ持ってきたりしていたのですが、できない子は1課からの全てのプリントが封筒に入っており順番もグチャグチャ。結局見つからずに再度あげましたが、もうできる子2人は終わってしまっていました。
きっと頭の中もグチャグチャなんだろうし、こうやってモノ探しなどの不毛な時間をたくさん使っているんだろうな、と。

3 姿勢
上記1,2とも関係しますが、できない子は基本姿勢が面倒臭がりやで他力本願。以前習った単語や文法などが出てきて全員が忘れてしまっている時、教科書やノートを開いて探し出そうとすべく動くのができる子たち。「どこで見た」「ノートに書いた」という記憶が残っているようです。そして見つけたらマークしたりまたノートに書いたりします。できない子は誰かが見つけ出してくれるのをただ待っているだけだし、それを使うだけですから、どこに書いてあるかわかりませんし、イチイチノートに書き留めたりしないので記録にも記憶にも残りません。その場しのぎで使い終わったらすぐに忘れてしまいますが、また必要なときは人に聞けばいいと思っています。
自分の頭を使って、覚えたり、考えたり、思い出したり、がとにかく面倒なようです。


一度やったことは全て覚えていて忘れないし間違わない、なんて天才はそうそういないので、多少の頭の差はあるものの、みんなそれぞれ努力しているんですよね。ある人は調べてはノートに書き留め、ある人は何回もやる。時間や労力を使った分だけ記憶に残りやすくなります。

今回浮かび上がったキーワードは他力本願ナマケモノ(面倒くさがり屋)で、このような傾向のある人は語学が上達しない、ということでした。

あれ?私のことじゃ???(^_^;)





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