動き出してから、「あれ?なんか思ってたのと違うな」とか、「実際はこんな感じか」とか発見して、そこで道を修正したり、スピードを落としたり、辞めたり。いい方に進むこともあれば、先に進む道がみつからずに不発に終わったりすることもあります。
よく言えば行動力がある、悪く言えば空回り、暴走癖と言ったところ。
私は住んでいるところも、働くところも、いつも同じところには長くいたことがなく、数年おきに転々としてきました。
そこで大切にしたいのは「思い立ったらその考えを寝かせる」ということ。
新しい環境に身を置いて、いろいろ思うことがあっても、それはけっこう前のところの習慣を引きずっていたり、今いる環境とずれてたりすることが多い気がします。今いるところにはそこ独自の習慣や文化や考え方があって、いくら自分の経験から「このアイデアがいい!そうしよう!」と思っても、実際さんざん動いた後になって「な~んもわかっていなかった!まさに暴走だった!」となることがあるのです。
まずは、その環境をよく観察すること。
INPUT。
環境に自分を慣らすことが大事。
前いた場所が過去になり、視点が「今、ここ」から見られるようになるまで。
自分的に「いいアイデア!」と思ったことも心にそっとしまっておきましょう。
INPUTがある程度できたな、と思ったら、しまっておいたアイデアを取り出します。
INPUT期間は人によってまちまちだと思いますが(最低でも数か月~1年ぐらいでしょうか)、少なくともある期間心にしまっておいたアイデアは、その環境の文化や習慣や空気に触れ、いい感じで熟成されているはずです。
もしかしたら「これはここには合わない」と、消滅していることもあるかもしれません。それはそれでいいと思っています。
特に、自分にとって大切にしたいアイデアであればあるほど、この「寝かしてじっくり熟成」の過程が特に重要だと思っています。
「ノリで動いたら取り返しがつかないほど大失敗しちゃった!」なんてことにならないように。
そうは言っても、ノリで動いて失敗することもいまだに多いです(笑)
動いて失敗したことで再考のチャンスが与えられるアイデアというのもあるし、潔く消去できるアイデアというのもあります。
そもそも思いつきで動くのはそんなに大切じゃないアイデアなのかもしれませんね。
ここに来て3か月。
まだまだINPUT期間中。
少しは慣れてきていくつかアイデアも出てきました。
そのアイデアたちをふるいにかけて選別し、大切なものはしっかりと心の中で熟成させて育て、いつか最適なタイミングで実行に移せたらいいな、と思っています。