2016年2月21日日曜日

なめられない教師になるためにすべきこと

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。

私の勤める学校は日本で言う英会話学校のような所。なので子どもクラスと大人クラスがありまして、小学校を卒業したぐらいの12,13歳ならもう大人クラスに入ります。
大人クラスにはそんな子どもから現在は30代後半の学習者までいろんな背景を持つ学習者たちが在籍しています。

さて、小さい子どもはもちろん10代の若者たちって、自分を振り返ってみてもそうなのですが、大人をよーく見てます。
そして、「こいつはちょろい、甘い」と一たび思えば、もう独自のルールを作ってしまいます。


例えばですが、先日、ある10代前半の学習者が、教師から見えない側の耳にイヤホンを入れたまま、授業に参加していました。
ペアワークで話す活動のときも、全然話さず何か教科書に書いています。
はじめは落書きでもしているのかと思ったのですが、まだそこまでではなく、答えるべき返事を教科書に書いていたのでした。


さて、みなさんならどうしますか?


先程も言いましたが、子どもは大人をよーく見ています。この子も教師を試しているのです。一度これを教師がスルーしたり注意しなかったら、もうこれは許される行為として認定されてしまうのです。

なめられないために、教師がすべきこと。

それは、クラスのルールは教師が決める、ということです。
ご自分の中で「ここまでは許容、ここからはダメ」という枠組みを決めて、それを守らせるのです。
別に厳しくしろ、大声で叱れ、と言っているのではありません。ダメなものはダメ、と、注意すべき時にきちんと注意する、それだけです。

上記の例で言いますと、私だったらイヤホンは速攻注意ですね。
だって語学学習なのに、片耳にイヤホン入れたまま会話練習なんてできませんもん。
教科書に文を書いているのも「今は話す時間。書く時間じゃないよ」と言って、会話練習に戻させます。クラスに来るメリットの一つが他のクラスメートとたくさん話す練習をすることですし、現にペアに相手は話したいのに話せないでかわいそうなことになっていました。

でも、中にはリラックスした気分で学習できるようにと音楽OKの先生もいらっしゃると思います。
それなら先生が選んだ音楽を、教室全体にバックミュージックでかければいいですよね。
会話練習のQAもどうしても書かせたい!と思われるのでしたら、会話練習した後に、全体で書く時間を設ければいいと思います。

要は、先生がクラスをコントロールし、ルールを設け、それにしたがってきちんと注意さえすれば、「あ、この先生は注意できる先生なんだ」と思って、そんなになめられたりはしません。

特に新人の先生の場合、「注意したら学習者に嫌われてしまうんじゃないか」と恐れて注意できない先生もいらっしゃると思いますが、そこはあまり心配しなくてもいいです。
たいていの場合、注意されれば「それはやってはいけないことなんだ」と認識して次からしなくなりますし、もし意図的にこちらを試している場合、上述したように「こいつ注意はできるやつだ」と思われて株が上がります。注意されてへそ曲げるのは生意気な子どもぐらいで、それも全体から見たら少数です。その少数の生意気な子どもに嫌われたくないから注意しない、というのはおかしな話ですよね(^^)

しっかり注意できるのも、一人前の教師になるために必要なことです。
クラスみんなが気持ちよく学習できる環境作りのために、先生方、怖さに負けずにがんばりましょうね(^^)




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