2016年2月19日金曜日

会話テストの方法をちょっと変えてみました。

こんにちは。さすらいの日本語教師です。
本日も当ブログにお越しくださいまして、ありがとうございます。


今日は午前大勢クラスで課テストでした。
現在学校は夏休みということもあり、速く進みたい人のために週3回6時間のコースも開いています。確かに速く進むのですが、そうなると2週間に1回課テストがあることになるので、けっこうテスト準備も大変になってきます(お互いにね^^;)

で、これまで会話テストは、会話のダイアローグを全部覚えてきてCDと同じように言う、というものだったんですが(この課で習った文法事項が集約されているため)、暗記って、結構大変ですよね?
かくいう私も、ある程度まとまったものを暗記して、しかもスラスラ言うなんて、結構苦痛を感じるほうです。それをやらせていたんだから、イジワルな先生ですね(^^;)

人数の少ないクラスなら何回かトライする時間もあるのですが、人数が多いと一発勝負。
実際、学習者の中にも暗記しきれていない人や、暗記に時間がかかって漢字や文法などほかのテスト勉強がおろそかになっている人が見受けられました。
負担が大きいように思えたのです。

ですので、ちょっと内容を変えてみました。
会話の暗記はダイアローグ全部ではなく一つだけ、そのかわり教師がいくつか質問するのでそれに答える、という質疑応答を取り入れることにしました。会話なんですから、突然の質問に的確に受け答えできるかを見るのもありだと思ったのです。

で、やってみた結果、今回は初めてということもあったのですが、受け答えができる、できないがはっきり分かれました~

テスト終了後、学生にテストはどうだったかと尋ねると、やっぱり(文法や漢字より)暗記のパートが一番大変だったとの回答。では今回質疑応答を取り入れたけど、今までのように暗記だけとQAがあるのとどちらがいいかと聞いたところ、なんとある女の子は「暗記だけの方がいい」と。
他の子ははっきりとした回答をくれなかったのですが、きっと女の子に先を越されて自分の意見が言いづらくなったということにしておきましょう。

でも、さっき「暗記が大変」って言ってなかった?言ってたよね?ね?

うーん、まったく参考にならない感想でした(笑)


こちらの手ごたえとしては、この暗記と質疑応答という二つの手法を使うのはなかなかいいと思います。授業でもさんざんペアワークやダイアローグ練習してますしね。

とりあえず、しばらくはこれで様子を見ていこうと思います。




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